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 -- 四国中央市議会 2018年(平成30年)9月市議会一般質問 --

2018年12月市議会一般質問 

議席番号14番新風会・吉田善三郎 

 皆さん、おはよーございます。議席番号14番、新風会・吉田善三郎です。よろしくお願いいたします。

今年の流行語大賞の年間大賞は、私も予想はしていましたが、「そだねー」に決まりました。(ぴょん)(ちゃん)オリンピックで銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表チームが試合中に話していた、ポジティブで明るい言葉というところが評価されたようですね。

 さて、今日は、わたくし、新しい議場での、初めての一般質問をさせていただきますが、NHKクイズ番組のチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われない様に頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

 それでは通告に従いまして、順次質問させていただきます。

最初の質問は、

1当市において、外国人労働者並びに、在留外国人が地域に溶け込み共存していく多文化共生のための課題は何か?自治体の対応は。についてお伺いいたします。

 法務省によりますと、2017年6月現在、日本に中長期的に在留する外国人は、過去最高の約213万人(特別永住者をあわせると約247万人)で、半年前の2016年末に比べ約8万8000人増加している。そして今後、日本社会はより一層多文化・多民族社会へ進展することになるだろうとしています。

 そうした中で、国会では、今、まさに外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法(入管法)改正案が審議され、野党からは制度の不備や審議の拙速(せっそく)さが指摘される中、8日未明には参議院本会議で可決、成立しました。施行(しこう)は来年4月1日ですが、今後、業種別受け入れ人数や、受け入れ先に求める基準といった重要項目の多くは省令などに(ゆだ)ねられるということですので、今後も議論が交わされ、明らかになってくると思われます。こうした流れの中で、私たちの四国中央市でも、自治体としての受け入れ対策を早めに整えておく必要があるのではないかと思い、今回の質問とさせていただきました。

(1)そこでまずひとつめの質問は、当市において現在、在留外国人の方々が何人いるのか、その実態を教えて頂きたいと思います。在留外国人の人数、その国籍別内訳、男女別など、ここ5年間の推移はどのようになっているのかお聞きいたします。

 -1 ご答弁によりますと、今年の10月末日現在で、当市の在留外国人は827人と800人を超え、国の数も24か国ということでした。国名を他の資料で見てみますと、先ほど言われたベトナム、中国、フィリピン、インドネシア、韓国のほかに、アメリカ、パキスタン、タイ、インド、ブラジル、ミャンマー、カンボジア、カナダ、マレーシアなど、実に国際色豊かな国名が並びます。四国中央市も本当にインターナショナルになったのかなあと思います。又、ここ5年間の増加数もすごいですね。平成25年度の577人から現在は827人という事ですから、250人も増えたことになります。次に国別でみると、これまでは中国からの人数が1番多かったが、今はベトナムからの人数が1位であるという事でした。そこで、この中国とベトナムの逆転現象は何か理由が考えられますでしょうか。その人数の推移と推測される理由が分かればお答え願えたらと思います。

-2 有難うございました。それでは次に、827人の四国中央市在留の人たちのそれぞれの日本在留資格はどのようになっていますか、お伺いいたします。

 -3 市内在留の827人のうち、67.5%に当たる558人が技能実習生ということでした。それでは愛媛県の他市の状況と比較して当市の場合、何か特徴はありますでしょうか?又、全国の状況に比べて、どのようなことが言えるでしょうか、おたずねいたします。

 (コメント)当市では、68%が女性だという特徴があるようです。

(2)それでは次に二つ目、今、国会では丁度、「入管難民法」が審議され、8日未明には可決、成立しましたが、その内容は今後、当市の地場産業や地域社会に何らかの影響を与えるものと思われます。そこで、今回の改正内容について、改正にはどのような背景が考えられるのかを含め、その骨子を分かり安くご説明願えたらと思います。

 -1 それでは、現在の技能実習生はどのようになるのでしょうか。その待遇面に変化はありますか。

 -2 それでは、現在技能実習生を受け入れている企業主への啓発あるいは、雇用面における管理援助等はどのようになっているのでしょうか。

 (コメント)外国人技能実習機構が実習実施者や管理団体に対する指導監督や技能実習生からの相談に対応することとなっている、との事でした。この外国人技能実習機構の役割に期待したいと思います。

(3)それでは次に三つ目ですが、今回の入管難民法の改正で、単純労働外国人の受け入れ対象の業種はどのようなものでしょうか。

 -1 介護業、外食業、宿泊業、農業などの14業種との事でした。この中で特に当市に影響のある業種としては、どの業種が考えられるでしょうか。又、紙関連業種はどのようになるのでしょうか。

(4)それでは四つ目の項目です。今後当市において外国人の方が増えてくると予想されますが、そうした場合、市として問題となることはどのようなことでしょうか。又、多文化共生社会の実現のための政策はどのようなものか、お聞きできたらと思います。

 -1 只今色々な問題点を挙げられました。日本住民とのトラブルや言葉の問題があります。その中で、日本語学習支援や、子どもさんに対する教育支援があります。そこで当市には幸いにも、ボランティアで日本語教室を開いたり、クリスマス会やハロウィンパーティーを通じて外国人と交流を深める活動をしているボランティア団体の国際交流協会(SIFA)があります。この際、現在SIFAがどのような活動をしているのか、お聞き出来たらと思います。

 -2 ご答弁有難うございます。SIFAでは昨年、日本語指導者18名がいてベトナムや中国の方78名に、日本語指導をされたということでした。それでは今後、当市としてSIFAとどのように連携を深めていくのか、お伺いできたらと思います。

(5)それでは次に五つ目の質問として、外国人に行政サービスをいかに分かり安く提供しているかについてお伺いいたします。特に災害時に、当市在留の外国人に災害情報をいかに分かりやすく提供していくか、その支援対策等をどのように考えておられるのかお伺いいたします。

 -1 ご答弁にありました「災害時多言語支援センター」につきましては、私、不勉強で実は、今回はじめて耳にしましたが、来年2月にはその運営研修をされるとのことでした。「災害時多言語支援センター」について、もう少し詳しくご説明をお願いできたらと思います。

 (コメント)ご答弁有難うございます。実際のところ外国人への災害情報提供については、市単独では難しい点もあると思います。そのあたりは、他県の国際交流協会とか国レベルでの全国協議会もあるようです。

ほかの機関とも大いに協力しながら当たっていただけたらと思います。

(6)それでは次に最後の項目です。当市において増加するだろうと予想される外国人に対して、今後どのような方向性をもって施策を展開していくのか。例えば、災害時だけではない日常の教育、医療、福祉、住宅など新たな社会的費用の負担の問題があるのではないかと思われます。これは大変大きな問題です。どのように、対応し解消していくのか、理事者のお考えをお伺いいたします。

(まとめのコメント)

 ご答弁、有難うございました。これからは、当市にお

いても在住外国人の方が増えていくと予測されます。

先日の日曜日のテレビ番組でコメンテイターが言って

いました。「労働力不足、人手不足といっても人手だけ

が来るのではないんだ。人生のある人間が来るんだ。

ということを忘れてはいけない。」と言っていました。

その通りだと思います。

私は、これからは、当市ならではの多文化共生社会の

実現を図っていけたら良いのではないかと思います。国際交流イベントなどの情報を幅広く私達市議会議

員にも頂けたら、出来るだけ参加したいと思います。

この問題、引き続き一緒に考えていけたらと思います

ので、どうかよろしくお願いいたします。

有難うございました。 

それでは、次に大きい項目2

市民により親しまれる市役所を目指して。新庁舎や窓口センターのハード面、ソフト面の運営や事務の改善点や効率化について、お伺いいたします。

9月18日に新庁舎オープニングセレモニーが行われ、いよいよ新庁舎での業務がスタートし、約3か月が経過しようとしています。私たちも、この新しい議場での議員として、四国中央市の歴史の1ページの中にいることを誇りに思うわけでありますが、旧庁舎からの引っ越し、移行に際しましては職員の皆さんは大変な作業だったと思います。お疲れさまでした。ここまで順調に新庁舎への移行ができたのではないかと思います。

(1) そこで、最初にお伺いするのは、9月18日の新

庁舎オープニングセレモニーに先駆けまして、9月2日には、完成した新庁舎を市民の皆さんにお披露目する市民見学会がありました。これまでの市民からの反応、あるいは新庁舎を利用してのご意見等、どのような声が上がっているのでしょうか、お伺いいたします。

 -1 市民からは総合案内が新しく設けられて案内対応が良くなったと評価していただいた反面、改善点もあったようです。それでは、そのような市民からの声や御意見に対して、市の対応はどのように行っているのか、お伺いしたいと思います。

-2 いろいろ改善はして頂いているようです。

それでは、これは私だけの意見ではなくて、多くの皆さんからも上がっていますが、「東駐車場の出入り口ゲートが道路に近くて危ない。」と指摘されております。

先日、そのゲート入り口で車の衝突事故もあったところです。この対策は急がれると思いますが、どのようにされるのかお伺いできたらと思います。

(コメント)東駐車場の出入り口ゲートは、改善していただけるということで安心しました。

 

(2)それでは次に、新庁舎の特徴ですが、広報10月号に新庁舎完成の記事が掲載されておりました。その中で、新庁舎の特徴や売りが3項目ありました。ここで再度市民の皆さんに新庁舎の特徴や配慮している点をPRしてほしいと思います。

(コメント)新庁舎には、「だれでもトイレ」や「オストメイト対応トイレ」、又、「緊急時飲料水確保のため、地下に40トンの飲料水兼用耐震性貯水槽」などが設置されていて、素晴らしい庁舎になっていると思います。

 -1 それでは、今のご答弁の中で、東駐車場に電気自動車用急速充電器を設置しているとの事でした。周知方法と今日までの利用実績をお伺いします。

(3)それでは、3っつ目の質問です。今回新庁舎というハード面、つまり職場という入れ物は新しくなりましたが、ここで働く職員の意識改革はどの様に行ったのか。新庁舎に引っ越しするにあたり職員全員に意識改革面において徹底したことがあればお教えください。又、新庁舎で働く職員・嘱託の人数もお伺いいたします。

 (4)有難うございました。それでは4っつ目。今回、新庁舎の完成に伴い、新庁舎以外の3っつの庁舎の呼称が変わりました。それぞれ窓口センターになって縮小、いわゆるダウンサイジングになっています。旧川之江市民からは、場所が分かりにくいとか、いずれ川之江での業務はなくなるのではないとの不安の声も上がっております。3っつの窓口センターそれぞれの配置職員数をお聞きするのと業務内容をお聞かせ下さい。

 (コメント)只今のご答弁では、川之江窓口センターの場合、その移転に際し、宿日直が廃止され、夜間、土日祝日及び年末年始の各種戸籍届出書の受領や火葬許可証の交付が出来なくなって、新庁舎まで来なければいけなくなったとのことでした。このあたり、少し不便になったのかなと思います。サービスの低下にならない様にお願いしたいと思います。

 -1 それでは、川之江庁舎の跡地は現在工事中ですが、川之江窓口センターの場所が少し奥まって分かりにくいという声があります。又、前面に金生公民館が建つと、今以上に分かりにくくなるのではないかと心配されます。この点について何か対策は考えておられますか。お伺いいたします。

(コメント)大きい案内看板を設置するなど、とにかく分かり安くしてほしいと思います。

 -2 もう一点。現在川之江庁舎は既に取り壊されておりますが、庁舎跡に「川之江市役所跡」という碑の設置予定はありますか。

 (5)それでは最後に、新庁舎の運営や事務の効率化の為に、AIの導入や個人番号による認証システム、出退勤管理システムを導入する考えはないか、をお伺いいたします。

 (コメント・まとめ)

只今、お答えいただいたように、出退勤管理については、事務効率化に加えて、労務管理の面からも、管理職を含む全職員の労働時間について、タイムカードやICカード等で適正に把握することが求められてくると思います。出退勤管理システムの導入は職員の健康管理の面においても特に有効な手段であると思いますので、是非今後、検討を重ねていただきたいと思います。

以上で終わります。

有難うございました。




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